老犬のケア

老犬の介護は飼い主が頼り

人間であれば老化が進んだ場合、介護保険制度や各種福祉施設などがあったりなど、いろいろなサービスにより老人のケアをしてくれるものがあります。

しかし、犬の場合は介護保険制度もなければ各種の福祉施設もありません。犬の老化の面倒を見るのは飼い主自身であり、犬にとっても飼い主だけが頼りなわけです。

老化によって犬の体が不自由になってくると、いろいろなケアが必要になってきます。中でもトイレの世話は、毎日数回のことですから大変です。特に老化が進むと回数も増えてきますので考えているよりは大変なことです。

老化が進行すると、自力でトイレの場所に行くことも困難になってきます。このようになれば飼い主であるあなたが、愛犬のトイレを手助けしてあげなければなりません。最初は大変ですが、犬のトイレのリズムが把握できれば徐々に負担が軽減されるでしょう。

愛犬のために頑張って

高齢になってくると体力が低下してきます。健康のための愛犬の散歩ですが、元気な頃とは違って少し気をつけなければいけません。まず疲れがでないように、適度な休憩を挟んだり時間を短縮するなりする必要があるでしょう。

体力は犬それぞれによって異なりますから、愛犬の体調を肌で感じ、愛犬に合わせた散歩を心がけましょう。散歩自体は刺激にもなりますし、犬にとっては喜ばしいこと無理がないように楽しませましょう。

食事も運動不足になっていますので、肥満に気をつけながら栄養のバランスのとれた食事を心がけましょう。最近ではドッグフードもシニア用が発売されていますので参考にされてもいいのではないでしょうか。

老化が進んで足腰が弱くなると、寝ている時に寝返りを打つことが困難になってきて床ずれを起こす場合があります。床ずれの予防のため、寝場所を柔らかくしてあげたり、体の向きを変えてあげたりしてあげてください。